総務省統計局のホームページに消費者物価の地域差から見た都道府県の分類があります。
クラスター分析という高度な統計手法を用いて計算されたものであり、細部まで理解するのは簡単ではないのですが、
大雑把に理解したことをまとめて見ました。
この統計では全国の都道府県を8つのタイプに分類しています。
詳細は下記URLを参照ください。
http://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/topics/topi871.html
【分類1】全体的に物価が高く、特に住居費が際立つ東京都と神奈川県
分類1に属するのは東京都と神奈川県です。全国平均を上回る項目が多く、特に住居費の高さが目立ちます。
一般的なイメージどおりの首都圏といった印象ですね。
【分類2】教育費や家具が高い近畿圏
住居費は分類1ほどではないですが、教育費や家具費が高くなっています。
近畿圏なのが特徴ですね。
【分類3】全国平均に近く、バランスの取れた都道府県
全費目でバランスが取れています。
大都市のある県が多いですが、和歌山県が以外でした。
【分類4】住居費は高くないが、被服が高い都道府県
これらの県は住居費は低く抑えられていますが、被服や履物の費用が高くなっています。
北海道と沖縄という正反対の地域が入っており、傾向は読みづらいです。
【分類5】全国平均より住居費が低い都道府県
住居費のみが平均的に低いタイプであり、四国や九州地方が多くなっています。
【分類6】住居費や教育費はかからないが光熱費が高い都道府県
これらの県は住居費、教育費はそれほどかかりませんが、光熱費が高くなっています。
【分類7】分類6に近く、光熱費も抑えられる都道府県
本州中央付近の県が多く、住居、教育費のほか、光熱費も低くなっています。
【分類8】全体的に全国平均より低い都道府県
全体的に平均値を下回っているタイプといえます。
非常に大雑把なまとめですがいかがでしたか。
参照元のURLにはレーダーチャートなどもあり、感覚的に分かりやすくなっています。
興味のある方は覗いてみてください。